妊娠25週目からのサポートをさせて頂いたMさんのお話です。
当院では「妊娠がゴール」ではなく、母子ともに元気で出産を迎えて頂くことを大切に考えています。
妊娠中は体調の変化やつわり、精神的な不安などによって、身体に大きなストレスがかかります。
ストレスが続くと交感神経が優位になり、骨盤が歪み、血流が滞りやすくなります。
その状態が長く続くと、流産や逆子、母体の不調など、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。
そのため当院では、妊娠後も継続してケアを行い、出産まで安心して過ごせるようサポートしています。
実際に妊娠中も通われている方からは、「体調が安定している」「クリニックでも順調だと言われた」といった嬉しい声を多くいただいています。
🤰妊娠25週目からのサポート開始
Mさんは、つわりがひどく、安定期に入ってからも体調不良が続き、「週に5日は起き上がれず寝込んでいる」という状態でご連絡をくれました。
さらに、お腹の赤ちゃんが逆子の状態でした。
初回の検査で分かったことは、骨盤や背骨に大きな歪みがあり、全身の血流が滞っている状態でした。
体の至るところに炎症があり、押さえると痛みを強く感じる箇所も多く見られました。
それでもMさんは「元気な赤ちゃんを産むために」と前向きに治療に取り組んでくれました。
頭痛やめまい、気持ち悪さの症状が強かったため、首・背中を中心に緩めるセルフケアをお伝えし、ご家族の協力のもと毎日実践。
その結果、数週間後には「調子が良くて散歩ができました」「薬を飲まなくても頭痛が治まりました」と笑顔で報告してくれました。
この頃、「胎動が強くなってきたので、もしかしたら逆子が治っているかも!」と嬉しそうに話してくれました。
💫逆子の改善と安産への道
その後の検診で、Mさんの赤ちゃんは無事に逆子が改善していました。
骨盤内の血流が良くなり、骨盤底筋が柔らかくなったことで、自然に戻ったと考えられます。
逆子の状態では赤ちゃんの足の血流が悪くなり、自由に動けないこともあります。
Mさんの場合も、逆子の間は胎動をあまり感じなかったそうですが、改善後は活発に動くようになったそうです。
実は、私の娘も逆子になり帝王切開で産まれて来ましたが、赤ちゃんなのに足が非常に冷たく紫がかった色をしていました。
股関節も硬く動きが悪かったことを覚えています。
赤ちゃんの時の股関節の硬さや足の冷えを放っておけば、臼蓋形成不全をはじめ様々なトラブルが起こる可能性が出て来ます。
帝王切開を避け、健康で元気な赤ちゃんを産むためにもなるべく逆子は避けたいものです。
そのためにも、妊娠中も身体の歪みを整え、お腹の柔らかさを保つ必要があります。
元気で健康な赤ちゃんを産むためにも妊娠したらゴールではなく、妊娠してからこそ身体のケアを大切に考えて頂けたら嬉しく思います。
👶なんと40分で出産!
Mさんから「無事に出産しました!」と嬉しいご報告をいただきました。
なんと、分娩室に入ってからわずか40分で出産されたとのこと。
赤ちゃんのサイズも3500gと随分大きくなっていたので不安もあったそうですが、安産でした!と喜びの声を頂きました。
『まとめ』
Mさんの場合、「妊娠25週目から36週目まで、合計11回の施術」を受けてくださり、25〜32週目までは週1回、以降は2週間に1回のペースでケアを続けました。
通院前の体調の主な症状として
・偏頭痛
・立っても寝てても気持ちが悪い
・食欲がない
・めまい
・便が週に1回しか出ない。良くても2、3日に1回
・食いしばりがある
・手足がとても冷えている
・赤ちゃんの状態は逆子になっている
などがありました。
通院を開始して1ヶ月(施術回数5回)が過ぎた頃には不快な症状がだいぶ治ったそうです。
身体の変化としては
・頭痛で薬を使うことがほとんど無くなった。
・1日の中で起きていられる時間が増え散歩に毎日行ける様になった。
・食欲が戻り、ご飯が食べれる様になった。
・便が毎日出る様になった。
・赤ちゃんの逆子が治った。
など身体の状態が変わっていったそうです。
出産2週間前には、体調も良くクリニックでもとても順調だと言われたそうです。
施術中も当初に比べ全身が柔らかく温かくなっており、全身の血流が良くなっていることを感じることが出来ました。
特に、お腹周りは柔らかさをキープ出来ていたので、これなら子宮も柔らかくなっているはずだから出産時も苦労しないと思いますよ。と声をかけたのを覚えております。
当院では子宮への血流を良くして、子宮の柔らかさを保つことができれば安産に繋がると考えています。
その為にはやはり、妊娠中もお腹周りを中心に血流が滞らないことが大切なのです。
妊娠中のケアの大切さを改めて実感させられるMさんの体験談でした。
安定期に入っても不調が続いている方、逆子が戻らない方は、ぜひ一度ご相談ください。